めざましが鳴るまで待てない

寝言は寝てから言え

10Ks!雑感in東京ドーム

スタンドから見た東京ドームは真っ赤に染まって波打つ様は荒波を進む海賊船で。荒ぶる船首にはこれでもかって輝くKAT-TUNがいて。ドームを抱くKAT-TUNの愛しさと頼もしさにGOLDから涙止まんなかった。

最後の出航だ!
いつもなら気にも留めないその言葉だって今日だけは違う重みを持っていた。夢なら覚めないで欲しい。けど握りしめた汗ばむ手のひらが現実を物語る。もう止まらない止められないなら、乗っかっていかなくちゃ振り落とされないように。
RealFaceはわたしたちにとって大切な曲。波を切り裂くようにビートボックスがカウントを取ると船は大きく舵を切って海原を駆け出した。
BIRTHからPERFECTまで息つく間もなくセンステからムビステからフローターからドームいっぱいに駆け抜けていく。止まらない曲に手を振りかざして捕まえたいけど、それは指の隙間から溢れて加速する。
メインステ上段で春夏秋冬を歌い上げた3人は手にした銃口と共に真っ直ぐ前を見据える。それは覚悟を決めた男達の顔で、迷うことなく引き金を弾く姿に思わずわたしも彼らに銃口を向けた。死なば諸共。行き着く先が彼岸だったとしてもわたしは彼らに着いていきたい。
ドンエバで振り切った彼らを慕うように現れたのは華やかな和装を纏うマイクスタンドと共にMOON。しな垂れてくる姿を貪るように愛し合う亀梨さんと激情に相手を振り回す上田さん。そして肢体に指這わせ焦らすだけ焦らす中丸さん。三者三様。
焦らされた余韻に浸る間もなく中丸さんの跳ねるステップにメロメロできるInFactからMC前まで一気に駆け抜けてくのズルい。正直WillBe〜にはそれほど思い入れがなかったんだけど改めて歌詞を噛み締めるとなんつーか鼻奥がツンとするのはちょっと気持ちがナイーブになってるから。
海賊に追い回されたわりにしっかり宣伝してく高丸社長に騙されてグッズだって買ったよ。早く女優ミラーだしてよ!マグカップの生産量少ないからっっと文句も言いたいのに。おセンチに浸ってるヒマはない。
ビートボックスもquarterからエンターテイメントに寄せてきてたけど。コッチの笑いを逆手に取って上乗せしてくる中丸さんの天丼ぶり。堪らない。そういうとこばっか器用になってくの嫌いじゃない。寧ろ好きすぎる。
歯医者コントでひとつツッコんでいいなら歯医者に聴診器はいらないと思うけど似合うならなんでもいいんだな。中丸さんに白衣姿のドラマとか来ないかな。亀梨さんがそこまで見込んでオプションしてくれたならGJw
唯一のソロパートはLoveYourself亀梨さん、CHANGEURWORLD上田さん、STARRIDER中丸さんのみ。あとはホントずっと一緒。
中丸さんの操るレーザーの妙技。スイッチオン。彼の器用さはみんな知ってるけど元からこんなスゴかったわけじゃない。模索して模索した現在がある。努力は惜しまない。それはKAT-TUNそれぞれに言えること今できる限界まで高めていく姿にわたしは惚れ込んでいる。立ち位置を選んでいくことはない降り立ったその場所がオンステージ。
でも遊びごごろも忘れてないTEN-G。
歌やダンスでお決まりのC&Rや手振りはなくても即興でステージと客席が直結するKAT-TUNの醍醐味。
RAYから続くノンストップステージ欲望のままクライマックスへ誘われた航海の先はUNLOCKへと登りつめていく。
そこに拡がる世界はドームを支配しすべてを飲み込み彩られていく極彩色の景色。忘れられない景色。
涙が止まらなかった。いつもいつもわたしたちの想像より遥か向こうの世界を見せてくれるKAT-TUNにただ涙が止まらず気持ちが震える。
好きだなって。ホントにKAT-TUNが好きだなって。当たり前のことを噛み締めながら何度でも声が枯れるまで呼び掛ける。航海は終わらない。
AreYouReady?
次の航海の準備をしなくちゃいけない。そのための小休止。少しだけの停留。待つつもりはないから追いかけなくちゃ。