めざましが鳴るまで待てない

寝言は寝てから言え

KAT-TUN UNION LIVE 2018 ~2年後の自分におめでとう

KAT-TUNがわたしたちの元に帰ってきてくれた。

もちろカウントダウンコンサートで発表されていたし、歌番組にも出演していたし、なんならシングルCDのリリースもあった。でもわたしにとって、あの日あの約束の場所での再会こそが充電完了を意味していると思っていた。だから東京ドームに足を踏み入れた瞬間が再始動までのカウントダウン。

ドームにはあの日下船した船が待っていた。あの時は3人の船長とわたしたちだけだったけれど、今日は賑やかな乗組員がいて、アリーナには船員の方たちが座席までエスコートしてくれる。座席案内は羊皮紙だし、場内アナウンス、、いや船内アナウンスまであった。この漲る感覚がKAT-TUNの本気を伝えてくれているようで、否が応でも気持ちは昂る。

照明が消えた。時計が逆回転したかのように時を遡り、走馬灯のように流れる映像が2年前の記憶へと結びつく。モニターに映ったユメユメの歌詞を自然と口ずさむと、それは客席全体の大合唱になった。涙が出た。ステージのJrマンションに浮かんだのはKAT-TUNの文字。

夢かまほろばか、輝く光の礫が交わった先にはKAT-TUNの姿が。ユメユメを口ずさむ彼らが拳を交差させ力強く突き上げるとUNIONの三本の矢と重なる。

KAT-TUN復活の狼煙だ。

そんなエモい演出もココまで。ユメユメはオーバーチュアみたいな感じで。本編のオープニングはやっぱりReal Face#2 揺るぎないKAT-TUN3人の足取り昔も今も変わらない心意気。今回全体的に特効控えめだったけど、ある意味最初に詰め込めるだけ詰め込んでご挨拶代わりにぶっ放された感。充電完了宣言。スリープから稼働した瞬間。

上田くんの甘い歌声がさらにレベルアップしてて綿菓子みたいにふわっと甘く蕩けるようで、対して中丸くんの歌声もキャラメルみたいな甘く濃厚なコクある感じで、亀梨くんはとってもジューシーで伸びのある歌声で。三人三様だけど交わると極上の味がする。これをわたしは求めてた。

歌声だけじゃなく、上田くんのピアノに乗せて中丸くんのビートボックスと亀梨くんのコーラスが奏でるPolarisは3人にしか奏でられないメロディだった。

3日間ずっと中丸君ふわふわしてた。スゴく楽しそうで、たまに歌詞すっ飛ばしちゃうけど、ドンエバでは帝王ラスボスのステップ真顔フレームメガネでガッツリ踊しながら全てを従えて迫ってくるの狂人的でズルいサイコー。

メガネと言えば初日。ムビステでUNLOCK踊ってる時に中丸くんのメガネが吹っ飛んだんだけど、手伸ばしスパッと空中で掴むとターンしながら掛け直したのがめちゃくちゃカッコよかった。何事もなかったかのように踊り続ける姿に惚れ直した。(最終日、見間違えでなければメガネ飛ばしたステップ前に外して、後半掛け直してたと思う)

ライナウからInFactまでのレーザーが降り注ぐ演出は、やっぱりドームがイチバンキレイだと思ったし、この景色をずっと求めていた自分を思い出した。KAT-TUNの何がスゴいってドームという空間を存分に利用しているとこだと思ってるから、天井席ドセンターが極上席なんだもん。アリーナは近くで見られるお得感があるけれど、この美しい景色は見られないんだと思うとホントジレンマ。どの席でも楽しめる演出は健在。

KAT-TUN担はアンコールを強請るのが上手だと思ってるんだけど(もっと!とか、もう一回!ていうコールが好きw)ラスト日は「アンコールってハッキリ言って!」と中丸くんからお願いされたのめっちゃ萌えました。焦らし焦らされが上手なKAT-TUNとハイフンの関係ってサイコーだと思う。そしてドーム全体を指先一本で静かにしちゃう亀梨くんと二人がどう思ってても自分は二人が好きだって言い出しちゃう上田くんにもサイコーにキュンキュン。

なにより亀梨くんに「もう2年待たなくたっていいだよ」てささやかれたのと、確定的要素しか口走らない中丸くんがKAT-TUNは永遠だからなんて口走るから完全にやられた。

次のツアーまでたった4ヶ月。